NHK・FM 今日は一日‘ジュリー’三昧 より抜粋 2008.11.3
今回は、いつもライブで一緒にやってるメンバーも曲を書いてくれて。
前作(生きてたらシアワセ)からみんなにも書いて貰うようにしてるんですけど。
やっぱり長くやっている良さってあってね。
やってると、まぁあの、悪く言えば飽きてくるっていうようなことがあるけど。
飽きたとしてもその中で、お互いにやり過ごして、時を過ごして、時間を過ごさせていくというのかな。
そういう事の中から、所謂ライブでのグルーヴっていうか、そういうものが出てくるんじゃないかと思うんですよね。
で、僕はどっちかと言うと、物事でも何でも10年とかっていう。
そういうサイクルで考える位の人間だから、出来るだけ長くみんなとは一緒にやりたいとは思ってるし。
それでもそれぞれ個人の事情とかがあって、もう一緒に出来ないっていうことになったりもすることだってあるんですが。
まぁ、自分としてはね。
ずっとこの先やったとしても、60ですよ。20年やったら80になるんですよ。
ってなったら、みんなだって高齢者、高齢者バンドになっちゃうんですけど。
でも、それはそれで、味があって良いんじゃないのと思うわけですよ。
それで、それこそ僕の膨大なレパートリーを、それこそもう知り尽くしてるっていうか。
で、ギターの柴山和彦さんの事に関しては、もうそれこそオールウェイズっていうか、GS
I LOVE YOU のアルバムの頃からですね。
井上バンドが終わりになって、その次からず〜っと一緒なんですよ。
勿論途中、ココロの時には抜けているんですけど。
ココロが終わった時にも実は…カズさんって僕は言ってるんですが、カズさんに、観音崎まで行って。
観音崎のホテルに「ちょっと話がある」って言って来て貰って、「実はあの、バンド組んで欲しいんだ」と言って。
ココロは練習を数してくれないバンドだったんです。
ですから、数出来る若いバンド作ってって言って、メンバーを集めて貰って。
大澤君をやってもいたので、そのメンバーと重なるところもあったんですけどね。
みんな若い子ばっかりで、馬力があって、嬉しくてね、練習し過ぎで声枯れちゃったんですよ。
コンサートの前に、本当に。
そんな事もあった位なんですが。
兎に角、それ以来ずっと。
で、リハーサルに入る初日にね。カズさんは、殆ど覚えて来てくれるわけですね。
作戦を練ってきてくれて、全体をまとめるのもカズさんだし、終わってから宴会する時の仕切りもカズさんだし。みたいな。
付き合いが、吉田建さんよりも長くなったし、井上堯之さんよりも長くなったし、一番今もう付き合いが長いんですよ。
で、まぁこれからも末永いお付き合いをと、僕なんかは思っておりますが。
語り. KENJI SAWADA